2013年7月21日日曜日

スズキさんと戯れる


ちょっと明るくなったかなぁ〜ちゃな頃
30分ほどスズキのバイトラッシュ!





この頃はシンペンにめちゃくちゃ反応いいな〜

日が昇るとピタッといなくなります
もう1本、目の前でバラシ...しくしく
深場のシーバスは縦に横に走るので
かけてからが楽しいわい
帰ってすぐに捌いちゃったので
サイズわからんけど65くらいかな

2013年7月20日土曜日

ババ引き


釣り人の方ならコイツを釣ったら
「やっちまったなぁ~」
「ババひいちゃったがな〜」
姿を見た途端に歓喜が落胆へと
心は深く沈んでいく魚「ボラ」
ちなみに臭みが強くて嫌われていますが
魚だけじゃなくて人間も一緒だからなぁ
ボラを笑ってる場合じゃないかも...
しかし、ジャンプもするし、よ〜引いたわ!

2013年7月4日木曜日

夏のショアジギ


魚も釣り人も薄っぺらです。
ひだりヒラメ(50cm)@nenkin波止
激安100円ジグでもええ仕事するがん。

2013年7月1日月曜日

6月の活字中毒処方箋

2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5605ページ
ナイス数:185ナイス

つまり何なんだ (新潮文庫)感想
今 から23年前の頃のエッセイ。古本屋で投げ売りしてあった一冊。書かれた当時は海部さんが総理だったんですね。イラクフセイン政権、環境問題、福島第2原 発、岡本喜八監督の「大誘拐」の米子市での試写会など地元の話もでてきたりします。自宅家事で亡くなった景山さん、宗教づいてからは読まなくなったけど今 でも生きてたら「なんだ環境も政治もちっともかわってないじゃねぇか」って怒るだろうな〜。昔のエッセイ読むのも当時の自分を思い出したりして結構たのし いもんですね。
読了日:6月1日 著者:景山 民夫
蝉しぐれ (文春文庫)蝉しぐれ (文春文庫)感想
心 地良い読後感にひたっています。文四郎をはじめとして子どもから大人へと成長をはらはらドキドキの物語。初恋あり、友情あり、策略あり、剣豪あり、時代小 説というより日本人としての青春小説です。登場人物のキャラクターも活き活きとしていて親近感とともに物語に引き込まれていきます。気持ちのいい長編小説 でした。
読了日:6月3日 著者:藤沢 周平
かたみ歌 (新潮文庫)かたみ歌 (新潮文庫)感想
ア カシア商店街の古本屋の主人をキーに7つの短編が最後にはひとつの長編としてもまとめられています。自分も良く知っている万博、A山荘事件、歌謡曲、 フォークソングのヒット曲なども文中に登場してきて懐かしくなります。そんな忘れ去られようとする昭和の遺産とそれぞれの物語ではかなくも消えていった主 人公たちが残されたものへ語りかけるメッセージがこの作品です。生きているからこそ語れることもあれば死をもってはじめて語られることもある。淡々と語ら れながらも不思議な物語に引きこまれます。「栞の恋」が一番好きです。
読了日:6月3日 著者:朱川 湊人
たそがれ清兵衛 (新潮文庫)たそがれ清兵衛 (新潮文庫)感想
8 つの短編において物語の骨格は藩の勢力争いを一見凡庸というよりも容姿振る舞いから軽んじられる主人公が一刀のもとに解決すべく活躍するという内容です。 ややもすれば結末がすでにわかってくるので読み進めていくうちにマンネリしそうなものですが、「うらなり」「ごますり」「だんまり」だのを面白おかしく主 人公が描かれていて最後まで飽きさせません。なかでも「だんまり弥助」「祝い人助八」の2作品は主人公のその後がどうなるのだろうかちょっと気になる終わ り方が好きです。
読了日:6月5日 著者:藤沢 周平
吉原手引草吉原手引草感想
こ れを読んでおけば吉原も大丈夫!おどおどすることもないし、世間知らずと後ろ指さされることもありません。ただし湯水のようにお金を使う度胸とそもそもお 金自体がなければ話になりませんがね。女郎に惚れちゃいけませんよ。「女郎の誠と卵の四角はないものだ」って手引草にちゃんと書いてあります。「廓の色恋 はお互い嘘で固めて成り立つ」だそうで、勉強になりました。
読了日:6月8日 著者:松井 今朝子
岳物語 (集英社文庫)岳物語 (集英社文庫)感想
会 話といいオトコ同士の旅といい本当にイイ感じの親子の物語です。親(オトナ)の一方的で自己満足的子どもに対する「思い出づくり」じゃないシーナ的子育て が読んでいてココチイイ。最初の「きんもくせい」の出だし4ページを読んでシーナさんてこんな「ブンガク」してたっけ?ってびっくりしました。簡潔で無駄 のない文章に思わず背筋を伸ばして読みなおしてしまいました。「きんもくせい」と「二日間のプレゼント」はいい物語でした。
読了日:6月8日 著者:椎名 誠
続 岳物語 (集英社文庫)続 岳物語 (集英社文庫)感想
あ とがきでシーナさんが「岳物語」が子育て、教育をベースにした物語だと判断されて、この話はそうじゃなくて男たちの友情物語なんだとローバイしている様子 に思わず笑ってしまった。解説でカヌーおじさんでもある野田さんが、「われわれの『岳物語』はこれからいよいよ面白くなるところだ」のしめくくりに、今年 中学になって身長も父親の僕にあと少しとせまってきて、急におとなびてきた自分の息子の「空」とだぶってくる。「岳物語」といいこの作品でもシーナさんの 文体とか描写がとても好きです。
読了日:6月9日 著者:椎名 誠
用心棒日月抄 (新潮文庫)用心棒日月抄 (新潮文庫)感想
こ れは藤沢周平のハードボイルド時代小説です。悪いやつだろうがイイやつだろうが雇い主を守る剣術のプロとしての自覚と、生活のためなら土方仕事もやらねば ならぬ主人公の対比も面白い。何度かの修羅場も持ち前の嗅覚で切り抜ける面白さ。一つの仕事を終えるごとに少しづつ明かされていく赤穂浪士と吉良の関係。 口入れ屋のオヤジといい同業の子だくさんの用心棒もイイ味(仕事)出してます。最後まで読みえ終えるとそこには藤沢周平版「忠臣蔵」が主人公の用心棒を通 して描かれると同時に主人公の用心棒稼業も幕を引くとという2重の構成も面白い。
読了日:6月12日 著者:藤沢 周平
アド・バード (集英社文庫)アド・バード (集英社文庫)感想
未 体験なSFでした。前半は命名と不思議さもあいまって登場人物ハルオのことばそのままに「個々の単語はわかるけどその関連と組み立てに理解が追いつかな い」。途中までなかなか物語に入り込めなかったのが素直な感想。広告と騒音だらけの世界を描いたSF。そういえば筒井さんの短編にも無音のレコードをかけ て静寂を得るSFがあったのを思い出しました。
読了日:6月16日 著者:椎名 誠
密謀 (上巻) (新潮文庫)密謀 (上巻) (新潮文庫)感想
豪 華絢爛ともいえる戦国大名のなかでとりわけ地味な越後の国の上杉景勝と智謀の将直江兼続をとりあえげて秀吉をはじめ徳川家康、石田三成たち武将の智謀と策 略が描かれておりとても面白い。この本で秀吉の「検地・刀狩」と「百姓一揆」の関係がよくわかった(笑)。人物に興味のあるなしで日本史もただの暗記で終 わるかそうでないかがよくわかります。さて下巻へと突入。
読了日:6月19日 著者:藤沢 周平
密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))感想
武 将であって政治家ではなかった上杉ゆえに世の流れに乗れなかった。そんな気質はやはり雪国のものなのだろうか?ただ目の前の「損得」ではなく「義」で動く 越後の上杉に魅力を感じると同時にじれったくもある。読み終わった後に「あ~このとき上杉が動いていれば歴史は大きく変わったかもしれない」と想像するの も楽しみのひとつです。「生きるか死ぬか、中途半端はない壮絶ともいえる時代です。石田三成はどんな思いで死んだのか気になる。
読了日:6月21日 著者:藤沢 周平
最後の伝令 (新潮文庫)最後の伝令 (新潮文庫)感想
死 をテーマとした短編作品集。筒井さんが描く人を含めた「存在」の終末物語です。ファンタジックなものもあればホラーっぽいもの、前期の頃のスプラスティッ クSFなものまで筒井エッセンスがたっぷりな一冊。読後感はズシッと重くのしかかってきます。人間より遙か後に進化して八回まで生き返ることができる「九 死虫」は余命宣告のようでした。「最後の伝令」は抱腹絶倒です。久々に筒井さんに興奮した一冊です。
読了日:6月22日 著者:筒井 康隆
竹光始末 (新潮文庫)竹光始末 (新潮文庫)感想
ただ単に人情話でおわらない。心の奥の欲や悪がちらりと覗くそれぞれの短編。逆に悪を憎む悪=正義だったりと、藤沢さんの時代物はどれも物語に引きこまれます。「竹光始末」のラストはせつないものがあります。
読了日:6月23日 著者:藤沢 周平
夜明けの辻 (新潮文庫)夜明けの辻 (新潮文庫)感想
時 にはこういった潔癖ともいえるほどの「求道心」に自分の中の毒が浄化されるようです。(すぐに毒の犯されて元に戻るんですけど) 「夜明けの辻」はストーリーの意外な展開に加えラストの道之進の決意と佐和の優しさに胸を打たれます。ストイックなまでの山本周五郎の人生訓です。
読了日:6月29日 著者:山本 周五郎
時雨のあと (新潮文庫)時雨のあと (新潮文庫)感想
「秘 密」に登場するちょっと痴呆気味の老人がもやぁ〜〜〜っと自分の過去を思い出す描写は読んでいてこっちまで「何?何?、頼むから早く思い出してよ!おじい ちゃん!」って叫んでしまいそうです。喜怒哀楽がこんなに巧みに表現されている時代小説でありながら現代小説ともいえる素晴らしい短篇集です。藤沢さんの 描く女性はどれも色気があって物語を惹き立てます。
読了日:6月30日 著者:藤沢 周平
朝のガスパール (新潮文庫)朝のガスパール (新潮文庫)感想
こ の小説の舞台にもなっているASAHIネットの電脳筒井線の会員になった頃は連載も終わってログを読んでいました。20年前の新聞連載をリアルタイムで読 みたかったと思いながらも、こんな楽しいものを一日でむさぼり読むことができた幸福感の方が大きかもしれない。罵声も称賛もネタにしてしまう筒井さんの本 領発揮・抱腹絶倒・奇想天外な虚構小説でした。
読了日:6月30日 著者:筒井 康隆

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