2006年12月26日火曜日

ラーメンポイント開拓

県中部、コナンの里
由良駅前にある「香味徳(かみとく)」


赤碕にも「香味徳(かみとく)」という店がありますが
本家は赤碕だろうな?

夜7時、息子と二人で
暖簾も何もないサッシのドアを開け店に入る
カウンターは10席くらい
わずかなスペースに2人掛けのテーブルが2つ

客は、3人
仕事帰りの技術者か建設関係風の男ふたり
ひとつ席を空けて右隣は町のママさんバレー選手風の女
誰か男と待ち合わせのようで、しばらくして身なりのきれいな男が隣に来て座る
夫婦ではない関係のようだ

カウンターの向こうでは店のオヤジが一人で静かに、ゆっくりとした動きで
スープのアクをしきりに掬っては取っている
店に入った時から感じた、この冷たい空気は
この店の静けさからくるものなのか、オヤジの雰囲気からくるものなのか
調理場の壁にはオヤジの子どもなのか、孫なのか、親戚のこどもなのか
保育園児の「おとうさんの絵」風の絵が2枚
無造作に貼ってある

できればこういう絵は貼って欲しくない
貼るなら客から見えない場所に貼って欲しい
店の中に家庭の影がちらついていやなのである

壁を見渡してメニューを探す

「ラーメン」
「ラーメン大」
「学生ラーメン」
「学生ラーメン大」
「飯(大・小)」

これだけである

どうりで調理器具が少ないはずだ
調理場が静かなのもうなずける

メニューに悩まなくて済むのでありがたい

「ラーメン大」600円
「学生ラーメン大」500円
注文を終えると、息子はそくさくとマンガ本を手に取り、むさぼるように読む
喫茶店とか食い物の店に何人かで入ってマンガ本とか読まれるのがきらいな私
目の前で一心不乱にマンガ本とか開かれると
「話しかけてこないで、絶対!」と言っているようでつまらんのだ
話しかけても、視線はあくまでもマンガ本!(これがいやなのだ)

もっとも、息子(高校生)は親にもよくしゃべるやつで
車の中でさんざん話を聞いた後なので、返事だけで疲れ気味
店の中でマンガ本を読んでいてくれて助かる

しばらくするとオヤジが
「・・・・です」
こちらが「・・・です」
と、か細い声でラーメンを差し出す
なんか勢いがないなぁ〜〜と思いながらドンブリを眺める
学生ラーメンには「はんぺん2切」
ラーメンには「大きさのまばらなチャーシューが2切」
どちらも白濁したスープの中の麺の上に
ちょこんと、さみしそうにノっている
見たところ、とんこつかな?

まずは麺を一口
フジカス氏の言っていたとおり「やわらかめ」の麺である
どちらかというとやわらかめが好きなワシ
麺にスープがよくからまっている(息子談)
スープもコクはあるのだがこってりしてなくて食べやすい
「うまい」ラーメンです

麺もスープもぜ〜〜〜ぶ食い尽くして店を出る
ん〜〜〜ん「食った食った!」
今度は赤碕の「香味徳」へ行ってみよ!!

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